25 年卒

男性

大学生(大学院生)として、成果に関わらず自分自身は頑張ったといえること(学業・研究・課外活動など)についてお書きください。

アルバイト先の塾で、担当生徒が小学校低学年から中高生と広い年代の子を担当していたため、生徒に合わせて授業のやり方を変える工夫をした。

担当する生徒が小学校低学年の生徒であった場合には、1コマ80分ある授業時間内で集中し続けられるように、通塾が嫌にならず、継続して通ってもらえるような工夫を心掛けた。具体的には、1ページごとに丸付けを行い、手を止めて少し休憩をする時間をとる、同じ科目をやり続けるのではなく違う科目に変える、自分でわからない熟語の意味を辞書で調べさせるなど、ただ問題を解くだけで生徒が飽きてしまうことを防いだ。また、生徒が好きな物の話など、興味を惹く話題に絡めて説明するようにしていた。このようなことを試した結果、生徒が授業に集中して取り組んでくれるようになっただけでなく、親御さんからも生徒が塾に行くのを楽しみにしていると好評だった。

中学生を教える際には、印象に残りやすい説明をすることを重視して授業を行った。基礎的な文法が理解できていない生徒も多かったため、英語の文法の解説に特に力を入れた。例えば「have to」と 「must not」の違いを解説する際、教える助動詞以外の文は変えずにそのまま使用し、「He doesn’t have to study hard.(彼は熱心に勉強する必要はない。)」「He mustnot study hard.(彼は熱心に勉強してはならない。)」のように状況を考えると少し変な例文を書いて説明することで印象に残ることを狙った。生徒の中には、塾では問題をすらすらと解けても定期テストになるとよい点数の取れない場合も多かったため、定期テストを回収して、本当はよく理解できていないところを見つけしっかり理解できるように解説した。担当生徒が小学生・中学生にかかわらずしていたことは、多く褒めることであり、たとえ問題が解けていなくても、「字が綺麗」「この解き方を思いついたのがすごい」など視点を変えて褒めるポイントを見つけていた。

私たちはあなたのことを知りたいと思ってます。あなたのことがよく分かる質問を、自分で自由に設定して、自分でそれに答えてください。 趣味・勉強・学外活動・思考・想い等、何でも構いません。

自分で設定した質問:自分の中で大事にしていることはなにか

答え:私が最も自分の中で大事にしていることは、「他人の価値観を否定せず、一つの方向からだけではなく多くの視点から物事を見る」ということだ。大学の地域デザイン論という講義では、〇〇県〇〇市の観光資源を生かし、まちを活性化させるプランをグループで考案した。その際、少し的外れではと感じた意見を深めたことで、最終的にほかのグループと差をつけるユニークなプランを発表することができたことがある。当初は〇〇市の伝統である郡上おどりや街並みをどう生かしていくかを中心として考えていたために、柔軟な発想ができず、自分たちが考えたプランは既に行われているものばかりになっていた。しかし「街全体で開催される形態の婚活パーティーを開催する」という、一見観光資源と無関係に思えるアイデアをメンバー全員で深めていった結果、最初は街の観光資源とは何も関係のないプランが具体的なものにしていくにつれ、次々と既存の観光資源を生かせる点が見つかった。最終発表では教授から面白い着眼点であると秀の評価をいただいた。最初のアイデアを非現実的ではないかと否定しなかったことが最終的に良い結果につながった。
また、私は他人の価値観をしっかりと肯定し、色々な見方ができると考えている。この考えを持つきっかけとなった古着屋の店長は、自分とは好きな服装の系統が少し違っているのだが、店に行くとどんな服装をしていても細かい小物や服の合わせ方を具体的に「~~みたいでいい」「90年代っぽくていい」と褒めてくれる。このように多様な見方ができることで、他人の価値観を否定しないだけではなく、自己評価を下げないといった面でも機能している。例えば、成績や運動神経の良し悪しなどのように、数値として優劣が可視化できるものさしで自分と他者を比べると、自分より数値の大きい人を見て落ちこんでしまったり、逆に数値の低い人を見て見下したりといった考えに陥ってしまうが、性格や感性など数値化できない特徴で他人と自分を差別化することで自己嫌悪に陥ることが少なくなったと感じる。
自分にもまだまだ偏見や固定観念があり、柔らかい物事の考え方ができていない時もあるが、一見自分の価値観の中では、ありえないと感じてしまう他人の意見や考えを違った見方をしてみることで、その人の価値観そのものを否定しないということを最も大切にしている。

JTの事業や商品、サービス、価値観について、あなたの考えやエピソードを教えてください。(ポジティブ・ネガティブに関わらず、考えている通りのことを気兼ねなく教えてください)

私は貴社の「心の豊かさをもっと。」というGROUPPURPUSに強く共感した。私の父親はタバコを吸うが母親は非喫煙者である。自身も喫煙者であるが「タバコ=悪」というイメージが世の中にある一方で、私はタバコは人とともに過ごす時間や一人の時間をより有意義なものにしてくれるもっとも手軽な嗜好品であると考えている。私は20歳になってからタバコを吸い始めたが、喫煙所で友人や先輩と話したり、一人で好きな音楽を聴いたり、コーヒーを飲んだりしながら一服するひと時は、充実したものであり、タバコは自分の生活をより豊かにしているものだととらえている。一方で、タバコのにおいが苦手な人もいる。決められた場所以外での喫煙や喫煙所でもルールや思いやりを欠く行動は他の人の心豊かなひと時を邪魔してしまうことがある。吸わない人も吸う人も心豊かに過ごしていくことのできる社会が理想であると感じていた私にとっては貴社のGROUPPURPUSは強く共感できるものであった。

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