25 年卒
女性
- 慶應義塾大学
ES情報
あなたが働く場としてNHKを志望した理由と、NHKでやってみたい仕事(「希望する業務」第1希望)を具体的に述べてください。(400文字以下)
私は、NHKの記者として正確な情報を届けることで人々に安心感を与え、故郷である北海道に恩返しがしたい。高校1年生の時に経験した胆振東部地震によるブラックアウトは今でも忘れられない。ライフラインが寸断され、生まれて初めて身の危険を感じた。そんな私を不安から救ってくれたのは、NHKが届けてくれる情報であった。正確な情報があることの安心感を、今度は私が人々に届けたいと考え、記者を志望している。また、能登半島地震の際に、特設番組を迅速に作り、時間が経過した後も避難情報を伝え続けていたことを見て、緊急報道に力を入れていると感じ、NHKでこそ、私が目指す災害報道を実現できると感じた。私は、NHKの記者として、災害発生直後の緊急報道のみならず、防災や減災に関する特集に取り組んだり、被災者を取材し、生の声を届け続けることによって、北海道の人々に安心感をもたらしたい。
いま、いちばん関心のあるニュースを一つ挙げてください。なぜ気になるのか、理由も述べてください。(300文字以下)
最も関心を寄せているのは、能登半島地震の被害の大きさに関するニュースである。その理由は、この地震を未だに自分事として捉えていない人が多いことが課題だと感じているからである。北海道でも千島海溝沿いに巨大地震が起こる可能性が高いと考えられている。この地震が発生すると、北海道東部に20メートルを超える津波が押し寄せると想定されている。胆振東部地震や能登半島地震を繰り返さないためには、個々人が日頃から危機感を持ち、有事の際に適切な行動を取れるように促す必要がある。そこで私は、被災者と向き合い続け、彼らの生の声を届けることで、災害を自分事として捉えられるような報道に取り組みたい。
あなたがこれまで熱心に取り組んできたこと、また、その経験を今後どのように生かしたいか、述べてください。(300文字以下)
マーケティングゼミの同期8人と行った半年間の研究活動である。この活動の中で私は、およそ50本の論文を精読し、1つ1つの論理に対し「なぜ?」と問いかけることで、独自の研究課題を発見するという経験を積んできた。実証実験により裏付けた研究課題に対する自分たちなりの答えは、学会でのベストポスター賞という評価に結びついた。この経験を経て私は、課題を解決する力のみならず、課題を発見する力を養うことができた。NHKの記者として、この力を活かし、既存の地域課題の解決に目を向けるだけではなく、自らの取材を通じて未だ光の当たっていない課題を発見し、解決に導いていきたい。
あなたの「人生最大の逆境」を教えてください。またそのとき、どう対応したか教えてください。(300文字以下)
ディベート大会に向けて、人前で話すことへの苦手意識に向き合ったことである。ディベートには、フリーディベートという両陣営が自由に意見を主張する時間があり、自陣の主張に納得感を持たせられるかで勝負が決まる。しかし、練習開始当初、私にアドリブ力がなく、チームに貢献できなかった。そこで、私はメンバーと毎日2時間フリーディベートノックを行った。突然飛んでくる質問に対して3秒以内に結論ファーストで答えるという練習である。その結果、目まぐるしく意見が飛び交う議論の中でも、スピード感をもって意見を主張できるようになり、ディベート大会では、聴衆150人の前で堂々と発言し、他大学のゼミに勝利を収めることができた。
自由記述欄 自己PRやNHKについて思うことなど、これだけは伝えたいということを書いてください。(300文字以下)
私の目標は、人々に安心感を与える情報を届けることである。そのためには、公平性、正確性のある報道が不可欠である。公共メディアであるNHKであれば、視聴率に左右されずに、国民のことを一番に考えた報道ができるため、私の目標を実現できると考えている。さらに、私には地元である北海道に貢献したいという強い思いがある。私を育ててくれた北海道という地、北海道の人々に恩返しをしたいと考えている。北海道の地域職員として勤務することによって、「北海道民による、北海道民のための報道」を実現したい。一度北海道を出た私ならではの視点で、北海道民に寄り添った取材を行い、北海道民の安心材料になる情報を届けたい。