はじめに
この記事では、富士フイルムサービスリンクの内定者が提出したエントリーシートの情報をご紹介します。
富士フイルムサービスリンクは、複合機などの印刷関連機器、ネットワーク機器を提供するグローバルな大手企業。
年収が高水準、関連企業との連携の取りやすさからやりがいを感じやすい社風ということもあり、人気の高い企業のひとつです。
競合他社と比較しても、就職難易度は高いと位置づけられているのが富士フイルムサービスリンクなのです。
そこでこの記事では、内定者のエントリーシートについて独自に調査を行った結果についてまとめています。
編集者の視点でエントリーシート通過のポイントを詳しく解説していますので、他のサイトを確認した方も、最後まで目が離せない内容となっています。
富士フイルムサービスリンクの頻出質問事項
出典元:富士フイルムサービスリンク
富士フイルムサービスリンクでよく問われる質問事項は以下の通りです。
Q1.自己PR
Q2.趣味・特技
Q3.志望理由
Q4.入社後に実現したいあなたの夢
Q5.課題解決事例
自己PRや志望動機など、問われるのは基本的な内容も含まれます。
これらの基本的な質問に関しては、しっかりと準備していれば問題なく対応できるでしょう。
この中で難易度が高いのは、入社後に実現したい夢と課題解決事例です。
富士フイルムの歴史を紐解くと、カメラ事業の縮小で苦労した経験のある企業ですから、そのような困難を乗り越えられる人材を求めていると考えられます。
したがって、自分の夢を実現するまでの明確な計画性と、壁が立ちはだかったときにどのように解決したのかという実体験が求められるのです。
困難な状況にどのように対処して、どう解決したか。もし失敗した場合はそれを次にどのように活かすのかといったところまで、流れを上手く構築することが大切です。
富士フイルムサービスリンクという会社がどのような歴史をたどってきたのか。
企業研究をしっかり行い、その背景に沿って自分の経験を上手くマッチングさせて回答していきましょう。
富士フイルムサービスリンクの内定者エントリーシート一覧
自己PRをご記入ください。(400字以内)
私は16年間の剣道人生を通して、目標達成の為に周囲を巻き込み試行錯誤を繰り返し行いながら努力を継続する事が可能です。
昨年11月にゼミ活動で、タイで1週間程剣道指導を行いました。私にとって初の海外であった為、言葉の壁が深刻な問題であり初日は指導内容を理解してもらえず、不信感を与えてしまいました。
少しでも理解をしてもらう為、アプリによる翻訳、ジェスチャー等、様々な工夫を試しました。
結果、徐々にコミュニケーションが上達し、50人程いる生徒達が剣道に対して熱心に楽しみながら稽古に励み、更には指導を求めてくるようになりました。
生徒達が上達する姿を見て人の成長に尽力する事にやりがいを感じました。
この経験から、諦めず様々なアプローチ方法を模索し実行することの大切さを学び、貴社入社後は自分の強みを最大限発揮しながら、お客様のお困り事に寄り添い、様々な解決手段を考え提供し、お客様の笑顔を増やしたいと思います。
趣味特技についてご記入ください。(100文字)
私の趣味は温泉旅行に行くことです。
1年に1度温泉地へ行きます。
おすすめの場所は山形銀山温泉です。
落ち着いた街並みであり、非日常感を味わえます。
人生で全国の温泉地をめぐることが夢です。
志望理由と入社後に実現したいあなたの夢をご記入ください。(400文字)
私が貴社を志望した理由は、営業スタイルに魅力を感じた事に加え、自己成長出来る最大の場だと感じたからです。私は、営業職とは形ある物を売り込むというイメージが強くありましたが、貴社は「お客様の目指すべき姿へ導く為に、お客様の抱える課題によって提案内容を柔軟に変化させる」とお聞きし感銘をうけました。
三菱重工という重工業トップ会社の抱える課題に対して柔軟に解決策を提示し価値提供するという事は、ハイレベルな業務内容であり、そこに身を置く事は自身にとって大きく成長出来る環境であると強く感じました。
私も、これまでの剣道人生において、全日本優勝を目標とし課題の洗いだしから、解決策を立案し実行に移しました。
この経験を活かし、人のために課題解決へ挑戦したいと思います。
貴社入社後は、お客様から信頼を頂けるよう先輩社員から知識を吸収すると共に解決手段を学び、一つでも多くの課題解決が出来るトップ営業になりたいです。
課題解決事例についてご記入ください。(400文字)
課題解決事例として大学剣道部の部員勧誘活動が挙げられます。
近年当部は僅差で日本一を逃しており、その要因の一つが部員間の士気の格差でした。
なぜ起きてしまうのか部員40名と対話をした結果、大会選手枠(部員数により変動)が少ない事で選手を諦めている部員が7割おり、大会出場枠増加を実現すべく部員勧誘活動を実施し、2つの施策を企画実行しました。
➀SNSの投稿内容の強化:体育会=負の印象から脱却すべく、従来のSNSでの部員紹介や説明会に加え、練習風景、練習後の部員の交流、レクリエーションの様子、監督紹介の動画を企画発信し厳しさの中に楽しさがある剣道部をPRしました。
②部員全員による母校での説明会:剣道経験者に的を絞り対面にて勧誘活動を実施しました。
結果、先輩がいるという安心感から母校剣道部員からの入部が大幅に増えました。
以上の取組みから過去最多の20名が入部、大会出場枠も4枠増加でき、部の士気向上に貢献出来ました。
富士フイルムサービスリンクのエントリーシートはここを対策しよう!
富士フイルムサービスリンクにおいては課題解決能力が重視されます。
したがって、エントリーシートにおいても、これまであなたが困難な状況に置かれた時、どのように対処したのかが問われるでしょう。
上手く行ったこと、失敗したことを含めて話すのも有効かもしれません。
もし失敗したことを話す際は、失敗で終わったという話だけしても意味がありません。
そこから何を学び、学んだことをどのように次に活かすのかまで一貫して話すようにしましょう。
また、事業縮小を経験して一度業績が落ちた富士フイルムサービスリンクでは、今後の事業発展のために革新的なアイデアを求めている可能性が高いのです。
そのため、主体的に考え、新しい目線で現状を打破するアイデアを提供できる人材を求めていると想定できます。
したがって、自分で考えたアイデアで課題を解決した経験があれば、それを前面に押し出してアピールしましょう。
部活やアルバイト、インターンシップでの経験でも問題ありません。
とにかく自分が自信を持って話せるエピソードをひとつ用意し、それを磨き上げ、深みのあるエピソードとして話せるよう準備することが大切です。
さらに言うならば、英語力をアピールするのも有効です。
富士フイルムは海外にてM&Aを進めており、今後さらに海外での事業展開が行われることが予想されます。
そのため、英語力があることをアピールすれば、海外での即戦力として認識してもらいやすくなるでしょう。
ポイント
- ・過去に困難にぶつかった経験、それをどのように解決したのかを積極的に話す
- ・課題を解決する際、自身で主体的にどのように考えたのかプロセスを話すことも重要
- ・事業発展に繋がるような革新的なアイデアを提供できる人材だということを感じさせる内容に仕上げる
- ・主体的に考えることができる一方で、周囲とのコミュニケーションを密に取り、協調性も持ち合わせている人材であることをアピールする
- ・自分が作り上げてきた実績をひとつ用意し、そこから深みのあるエピソードに仕上げる
- ・保守的ではなく、時代に沿って変化を恐れない人材であることをアピールする
- ・表面的な解決ではなく、抜本的な改革ができるような考え方ができることをアピールする
- ・考えるだけではなく、考えたことを実際に行動に移せるフットワークの軽さを重視
- ・英語力を磨き、海外でも戦える即戦力であることを前面に押し出す
- ・TOEICなどを受験し、英語力がどの程度あるのかを可視化する
さいごに
ここまで、富士フイルムサービスリンクにおけるエントリーシートの作成や面接のポイントについて詳しく解説しました。
富士フイルムサービスリンクは過去に事業縮小を経験しており、業績回復のために尽力した経験のある企業です。
そのため、困難な状況に見舞われた際の課題解決能力が重要視されます。
課題が目の前にある時、どのように考え、どのように行動するのか。
革新的なアイデアを出せることはもちろん、それを実際に行動に移せるフットワークの軽さも求められるでしょう。
また、海外に進出し事業拡大を行うために、英語が使いこなせる人材であることをアピールするのも有効です。
TOEICなどを積極的に受験し、どの程度の英語力があるのか可視化できるよう準備しましょう。
この記事で紹介したポイントを活用し、ぜひ富士フイルムサービスリンクでの内定を勝ち取ってください。
皆さんの就職活動が上手くいくことを心から応援しています。