インターン前のエントリーシートの書き方・添削方法をご紹介
エントリーシートはインターン参加時にも、エントリーシートの提出が求められることがあります。
そして、インターン参加用のエントリーシートには、特有の注意点もあります。
ここでは、インターンにおけるエントリーシートの書き方や添削方法をご紹介します。
インターンでエントリーシート選考がある方は、ぜひご確認ください。
インターンにエントリーシート提出はある?
インターンシップでも、エントリーシートを提出する必要がある場合が多いです。
特に、就活生から人気な企業ほど、人数を絞り込むためにエントリーシート選考が設けられています。
企業によって異なりますが、多くの場合は下記のような項目について記入が求められます。
一般的なエントリーシート項目
- ・基本情報 氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、学校名、学部・学科、学年
- ・志望動機 なぜその企業やインターンシッププログラムに興味を持っているのか
- ・自己PR 自分の強みや能力
- ・学生時代に力を入れたこと 部活動、サークル活動、アルバイト、ボランティア活動など
- ・資格/スキル 語学、ITスキル、その他の資格
- ・その他 趣味、特技、自己分析など
また、インターンシップでよく聞かれる事項には下記のようなものがあります。
- ・希望職種 興味のある職種や業務内容
- ・キャリアプラン 将来のキャリアプラン
- ・インターンシップで学びたいこと
- ・目標 インターンシップを通して達成したい目標
- ・自己啓発 これまでの自己啓発
インターンでエントリーシートが求められる理由
インターンでエントリーシートの提出が求められる理由には、下記のようなものがあります。
理由①採用数まで学生を絞り込みたい
多くの企業はインターンシップに多くの学生が応募するため、エントリーシートで学生を絞り込む必要があります。
エントリーシートの内容から、企業が求める人物像に合致しているかどうか判断しているのです。
企業によってはインターンに参加できる人数が少ないため、この段階からしっかりと対策をしておきましょう。
理由②優秀な学生を選定したい
企業はインターンシップを通して優秀な学生を発掘し、将来の採用につなげたいと考えています。
そして、エントリーシートは学生の能力や経験、熱意などを判断する大きな材料です。
理由③内定者としても相応しいか知りたい
インターンシップは学生にとっても企業にとっても、互いを理解する良い機会です。
エントリーシートを通して学生が企業文化に合致しているかどうか、内定者としてふさわしい人物かどうかを判断しています。
インターンに参加することで、本選考も有利になるなどの制度を設けている企業も多いです。
インターンと本選考のエントリーシートの違い
エントリーシートは、学生が企業に自分自身をアピールするための重要な書類です。
しかし、インターンと本選考のエントリーシートにはそれぞれ異なる目的や求められる内容があります。
インターンシップのエントリーシート
インターンシップのエントリーシートは、学生が企業や業界を広く知りたい、特定の職種や業務内容を体験したいといった意欲を伝えるためのものです。
そのため、志望動機は特定の企業や職種への強い思いより、深く学びたいという意欲を伝えることが重要です。
また、インターンシップは将来のキャリアプランを具体化する機会でもあります。
エントリーシートを通して、将来どのようなキャリアを築きたいかビジョンを伝えることも大切です。
さらに、インターンシップは企業文化や社風を肌で感じられる貴重な機会です。
そのため、エントリーシートを通して、企業文化への関心や共感を示すことも重要です。
本選考のエントリーシート
一方で、本選考のエントリーシートは、学生が特定の企業で働きたいという強い意志を伝えるためのものです。
志望動機は企業理念への共感、具体的な職種や業務への貢献意欲、将来のキャリアビジョンなどを明確に伝えるといいでしょう。
本選考では、学生の経験やスキルがより重視されます。
そのため、エントリーシートを通して経験やスキルを具体的に示し、それが企業でどのように活かせるかをアピールしましょう。
さらに、企業研究が重要です。
事前に企業理念、事業内容、社風などをしっかりと理解し、企業に合った内容のエントリーシートを作成してください。
インターンに受かるエントリーシートの書き方
インターンシップでは、学生の熱意や意欲、企業との相性などを判断するために、エントリーシートが重要な役割を果たします。
ここでは、インターンに受かるエントリーシートを書くための3つのポイントを解説します。
①結論→理由の順で書く
結論から書くことで、人事担当者は最初に学生の強みや意欲を把握できます。
結論を書いた後は、具体的なエピソードや理由を説明することで説得力のあるエントリーシートが作成できるでしょう。
例えば下記のような流れで書きます。
- 結論
私は、貴社のインターンシップに参加することで貴社で求められる「行動力」と「コミュニケーション能力」を磨き、将来のキャリアに活かしたいと考えております。
- 理由
大学時代は〇〇というサークルに所属し、リーダーとしてイベントの企画・運営を行いました。
この経験を通して目標達成のために積極的に行動すること、そしてメンバーと協力しながら課題を解決することの重要性を学びました。
②企業研究をおこなっていることを伝える
企業研究をおこなっていることを伝えることで、企業に対して真剣に考えていることをアピールできるでしょう。
また、企業理解度が高い学生は、入社後もスムーズに活躍できる可能性が高いと考えられます。
概要的なものではなく、事業の深いところまで知っておくと有利です。
事業の深いところまで確認するには、説明会やOB・OG訪問などが必要です。
③インターンに参加する理由と志望動機を結び付ける
インターンの参加理由と志望動機を結び付けることで、学生がインターンを通して何を学びたいのか、どのように成長したいかを明確にできます。
インターンへのやる気があることは、入社後の仕事にもやる気があると認識してもらえるでしょう。
インターンにおけるエントリーシートの設問例
インターンシップのエントリーシートでは、以下の設問が頻出です。
志望動機
- なぜその企業やインターンシッププログラムに興味を持っているのか
- 他の企業ではなく、その企業を選んだ理由
- インターンシップを通して何を学びたいのか
- 将来のキャリアプラン
自己PR・長所/短所
- 自分の強みや能力
- それを裏付ける具体的なエピソード
- 短所を克服するために努力していること
- 長所と短所をどのように仕事に活かしていくか
学生時代に力を入れたこと
- 部活動、サークル活動、アルバイト、ボランティア活動など
- そこでどのような役割を果たしたのか
- 得られた経験や学び
- インターンシップでどのように活かせるか
趣味・特技
- 自分の性格や価値観を表すもの
- 継続力や忍耐力など、仕事に活かせる要素
- チームワークやコミュニケーション能力
インターンで得たい知識・経験
- インターンシップを通して学びたいこと
- 将来のキャリアに役立つ知識や経験
- 企業や業界に対する理解
- 具体的な目標
エントリーシートを添削する方法
エントリーシートをしっかりと書き上げることで、選考を突破できる可能性が高くなります。
また、エントリーシートは一度作成したら終わりではなく、ブラッシュアップし続けることが大切です。
そこで、ここでは効果的なエントリーシートを添削する方法を6つ紹介します。
方法①声に出して読む
声に出して読むことで、誤字脱字や文法の間違いに気づくことができます。
また、文章のリズムや読みやすさも確認できます。
ポイントは下記のとおりです。
- ・ゆっくりと声に出して読む
- ・聞き取りにくい箇所や分かりにくい箇所がないか確認する
- ・誤字脱字や文法の間違いを修正する
- ・文章のリズムや読みやすさを調整する
方法②複数の媒体で確認する
パソコンの画面だけでなく、スマートフォンやタブレット端末、紙など、複数の媒体で確認することで見落としを防ぐことができます。
異なる画面サイズで確認するのもいいでしょう。
レイアウトや文字サイズなども調整できます。
面接官は紙に印刷して読む可能性があるため、自分でも紙に起こして確認しておくといいです。
ポイントは下記の通りです。
- ・パソコン、スマートフォン、タブレット端末など、複数の媒体で確認する
- ・見落としがないか確認する
- ・レイアウトや文字サイズを調整する
方法③友人に依頼する
友人に依頼することで、客観的な意見を得られます。
友人と意見交換をすることで、自分のエントリーシートをより良いものにできるでしょう。
ただし、友人も就活中の際は配慮が必要です。
ポイントは下記の通りです。
- ・誤字脱字や文法の間違いをチェックしてもらう
- ・全体的な印象を聞いてみる
- ・改善点について意見交換をする
方法④大学のキャリアセンター課に依頼する
大学のキャリアセンター課では、エントリーシートの添削サービスを行っている場合があります。
専門家のアドバイスを受けることで、より質の高いエントリーシートを作成できるでしょう。
また、エントリーシートだけでなく就活の全体的なアドバイスを受けることも可能です。
ポイントをまとめると下記のようになります。
- ・誤字脱字や文法の間違いをチェックしてもらう
- ・論理構成や表現方法についてアドバイスを受ける
- ・企業との相性や選考対策について相談する
方法⑤OB・OGに依頼する
OB・OGに依頼することで、企業の内部情報や選考のアドバイスを得ることができます。
また、実際にその企業で働いている人の意見を聞くことで、より具体的なイメージを持つことができます。
直接的なOB・OGがいない場合はマッチャーなどのアプリを利用しましょう。
ポイントは下記の通りです。
- ・誤字脱字や文法の間違いをチェックしてもらう
- ・企業の雰囲気や社風について聞いてみる
- ・選考対策についてアドバイスを受ける
方法⑥就職エージェントを利用する
就職エージェントでは、エントリーシートの添削サービスを行っている場合があります。
専門家のアドバイスを受けることで、より質の高いエントリーシートを作成できます。
ポイントは下記の通りです。
- ・誤字脱字や文法の間違いをチェックしてもらう
- ・論理構成や表現方法についてアドバイスを受ける
- ・企業との相性や選考対策について相談する
インターンの探し方
インターンの探し方には様々な方法があります。
以下に代表的な方法について解説しますので、ぜひご確認ください。
①企業のホームページ
多くの企業は、自社のホームページにインターンシッププログラムの情報を掲載しています。
企業の公式サイトを訪れ、採用情報をチェックしましょう。
インターン募集の詳細や応募方法が記載されているはずです。
②就活ナビサイト
インターンシップの求人情報を集約した就活ナビサイトも利用価値が高いです。
多くの企業がこのようなサイトに情報を掲載しています。
就活生は検索機能を使い、条件に合ったインターンシップを探せるでしょう。
代表的なサイトにはマイナビ、リクナビなどがあります。
③大学の求人案内
大学のキャリアセンターや、学生支援部門が提供する求人案内も重要な情報源です。
大学が提携している企業や団体からの求人情報が掲載されているため、積極的にチェックしましょう。
大学の求人に掲載されている案内は、自分にもマッチしている可能性が高いです。
④就活イベント
就活フェアや合同企業説明会など、就活イベントに参加することも有効です。
こうしたイベントでは企業の担当者と直接コンタクトを取ることができ、インターンシップの情報を得るチャンスがあります。
大規模なイベントは、就活ナビサイトや大学の求人案内に掲載されているでしょう。
⑤OB・OG訪問
過去にその企業でインターンを経験したOB・OGを訪ねるのも一つの方法です。
OB・OGから直接情報を得られるだけでなく、社風や人の雰囲気など内部の情報を入手することもできます。
まとめ
今回は、インターンのエントリーシートについて解説しました。
インターンに参加すると企業の内部を知ることができ、職種が合っているのか確認できます。
本選考が有利になるのでインターンに参加するのはおすすめです。
ただし、人気な企業ほど難しくなるため、しっかりと対策をおこなっていきましょう。