中日新聞社

25年卒

男性

慶應義塾大学

ES情報

ガクチカ

背景の異なる人々と粘り強く対話し、理解を深める努力をしてきた。
昨夏から留学した〇〇では、現地の文化を現地の人の目線で理解しようと努めた。まず「現地語へのリスペクト」が必要だと考え、現地の人との日常会話を現地の言葉でするよう心がけ、現地の大学では〇語の授業を履修した。毎回の授業を最前列で受講し、わからない点があったら質問を繰り返した結果、成績評価では5段階で最も高い評価をいただいた。さらに、現地に住む友人宅のクリスマスパーティーに招いてもらったり、路上でデモをする人に話を聞いたりすることができた。この経験から、人や文化に対して敬意をもち、その土地や社会集団から知識や情報を得ることの大切さを学んだ。
 大学では「△がおりなすコミュニティ」をテーマに卒業研究をしている。△を信じる人々のデモに足を運び、参加者から話を聞いた。当初は彼らの信頼を得られず、妨害や暴行を受けることもあった。だが「あなたの敵ではない。話を聞きたいだけ」と何度も説明し、調査に応じてもらえるようになった。私自身も△を信じる人を「自分とは違う世界に住む人」と捉えていたが、居酒屋などで対話を重ねた結果、「彼らも家庭や仕事に励む自分の親と同じ普通の人だ」と考えが変わった。同時に、「普通の人」を犯罪などの過激な行動に走らせる誤情報の恐ろしさふを知り、正確な情報の発信に携わる仕事に就きたいと考えた。

中日への志望動機

地域で地道に拾った声を名古屋や東京といった都市部にも発信し、問題提起できる記事を書きたいと考えたため。とりわけ災害で「故郷」を失った人に寄り添い、彼らの思いを都会に住む人にも届けたいと考えている。大学3年の夏に◇を訪ね、東日本大震災の津波で集団移転を余儀なくされた方々の話を聴いた。留学先では国家の消滅を繰り返した〇の歴史、故郷を追われ逃げた先でも迫害を受けた♦人の歴史を伝える遺構、戦争の影響で年末年始に実家に帰省することができない●人学生たちといった人やモノに触れ、「故郷」はその人の存在が記憶を支え、心の安心に大きく関わるものだと知った。今年1月に発災した能登半島地震では、過疎地は復興しなくてもよいといった言説がSNSを駆け巡った。被災した人々や地域をきめ細かく取材し、彼らの思いや直面する課題を全国に届けられるのは御社ならではと考え、志望した。

中日新聞社への講評

地域や現場に寄り添った緻密な取材と、中央の行政や世界情勢とリンクさせる機動力が魅力だと考えている。紙面の「北陸発」では、災害により浮き彫りになった課題を地域に住む人々に近い目線で報じられている。例えば、うその救助要請をSNSに投稿した者が逮捕されたという記事では、他社は逮捕という事実のみを報じているのに対して、貴社は「投稿がなければ助かる命があったのでは」という地元の声を掲載しており、偽情報の有害性がより生々しく伝えられていた。また、震災を経験した外国人の声を本にまとめた七尾市国際交流協会の活動を紹介したのは貴社のみだった。災害時における偽情報の蔓延や外国人へのサポートといった問題は日本全国で考えるべき課題であり、ブロック紙としての強みを感じた。「デジタルで伝える能登半島地震」では、生活情報を含めた被災者のためになる情報や、ビジュアルでわかりやすい報道がされていることにも魅力を感じている。

成し遂げたこと&挫折

成し遂げたことは、大学のサークル活動だ。大学入学後、コロナ禍でカルトと呼ばれる団体がSNS上での活動を活発化させている状況を見て、SNS上でのカルト勧誘について注意喚起をする記事を執筆した。継続的に取材を続け、SNSやカルトの偽装サークルの動向を注視した結果、「○○」という学生代表を決める選挙の候補者が▽関連団体の会合で演説をしていたという特ダネ(2022-12-07)につながった。
 挫折を感じたのは、留学当初の人間関係づくりだ。渡航後「せっかく留学したのだから、多くの人と関わらなければ」と焦り、ナイトクラブなど不特定多数の人とにぎやかに過ごす場所に通ったが、身の丈に合わず精神的に消耗した。その後、出会った人全員と友人になることは難しくても、誰かにとっての理解者になりたいと方針を変え、一人ひとりとの人間関係を大切に積み上げるように心がけ、現地の友人に恵まれた。

長所と短所

好奇心に従って行動する性格。長所は気になることに対し、実際にその場所に行き確かめる行動力だ。大学入学時、コロナ禍によってSNSに触れる時間が増えた。そのなかで○○を信じる人々が先鋭化していく様子を見て、この人たちについてより知りたいと思い、そうした人々のデモに通うようになった。直接話すことで、彼らがどのような人で何をきっかけに陰謀論を支持するようになったのか、SNSだけでは得ることができなかった知見を獲得できたと考える。短所は向こう見ずなところだ。留学中、ヨーロッパとは違った文化を見たいと考え、モロッコに旅行した。しかし下調べが足りず、公共交通機関の使い方や支払いの方法といった生活様式の違いに対応しきれなかった部分があり、現地の人々や文化に触れる機会を逃した。この反省から、新たな場所に行く時は、予め現地の事情をサーチするよう心がけている。

関心のあること 

観光、インバウンド、オーバーツーリズム

ゼミ合宿で○○市を訪問した際、多くの外国人観光客で賑わっていることに驚いた。また、留学先で出会った友人の一人は、アニメの聖地として○○市の存在を認識していたことにさらに驚いた。日本を訪れる外国人観光客の多くがSNSなどで情報を交わし、独自の評価で旅行先を決めている。であるならば、新たな時代の観光のあり方を、迎え入れる地域の人々とともに模索する必要があると考える。さらに、受け入れ態勢の問題も存在する。留学先でも「日本に行ったことがある」と話す多くの人に出会ったが、ライドシェアアプリの普及率や交通機関のわかりにくさといった点に不満を持っていた。また、私が留学していた〇を含むヨーロッパ諸国では観光客の増加による住宅価格の上昇などのオーバーツーリズムも問題となっている。地域産業とデジタル化、多言語対応や多様性への理解、地域社会の変化といった問題について、地域の視点から発信し議論を深めたい。

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