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私の強みは課題解決力である。私が所属する体育会運動部のスカウティングは昨年度まで、試合前日に対戦相手の映像を全員で見ることだった。その方法では「必要な情報の整理が行き届いていないこと」や「対策をとれる期間の短さ」に問題があり、スカウティング本来の目的である「試合前までに勝率を上げるための準備」が施策として不十分であると感じていた。そこで私は今年度からスカウティングチームを立ち上げ、試合ミーティングまでに情報整理や重要な要点をまとめた資料を作成し、選手の戦術理解につながるように努めた。加えて、試合日から戦術浸透にかかる日数を逆算してミーティングの日を設定した。その結果、公式戦の勝率を昨年度の52%から86%まで上げることに成功し、取り組みが報われたと感じている。この強みを活かして入社後、社内にある問題の本質を的確に把握して、課題設定や解決策の立案に力を入れたい。
学生時代に最も打ち込んだことについて記載してください。
私が学生時代に最も打ち込んだことは昨年2部リーグへ降格という結果に終わった体育会運動部の再建である。連敗を止めることができず、簡単に崩れてしまった去年のチーム状況から私は、「チームの規律を明確にすること」「原因追及の習慣化」をチーム内に浸透させることを課題と設定し、取り組みをスタートさせた。前者はプレー面ではない部分のルールの徹底、後者はプレー面で問題が生じた後すぐに映像を見て改善することである。しかし、その2つの取り組みをチームに浸透させるまでが課題であるため、定期的に確認することが必要だった。そこで私は、チームミーティングで自チーム評価を定期的に行い、目標達成に向けて進捗の可視化を実施した。その結果、ネガティブな結果の後もすぐに原因の追究にメンバー全員で向き合うことが自然とできるようになり、簡単に崩れることのないチームになることに成功した。
ムラタで成し遂げたいことを希望職種の選択理由も踏まえて記載してください
私が貴社で成し遂げたいことは、「社内の人材を守ること」である。貴社は高い技術力・供給力・情報力で生活を支える総合電子部品メーカーであり、グローバルかつ新しい価値創造の挑戦に強みがある。その強みの根源は人材にあり、挑戦を後押しできるような環境作りに努めたい。特に評価は人事制度の柱のであり、これらは従業員のモチベーションに大きな影響を与えると考える。私も学生時代の体育会の経験から、公正で納得度の高い評価を受けることで、自身の課題や原動力を得ることができる瞬間が何度もあり15年間も取り組むことができた。一方で、公正で納得度の高い評価ができていない環境には選手のモチベーションが下がり、それに伴ってチームパワーの低下を感じることもあった。この経験から評価には集団のパフォーマンスに大きな影響を与えることを学んだ。この先も長く、世界中に貴社の製品を安定して供給できるように「社内の人材を守る」という観点から貢献したい。
あなたの人柄をひと言で記載し、その人柄が形成された背景を教えてください
私の人柄をひと言で表すと「おせっかい」である。この人柄の形成は小学6年生の〇〇経験にあると考えている。私が6年生の頃、それまで指導してくださったコーチがチームから去ってしまった。それによって5年生の頃から主将を任されていた私は、練習メニューの作成から指導までコーチの役割を担うこととなり、小学生の私にとっては難しい1年ではあったが、その分やりがいも大きかった。そのやりがいとは低学年の子供たちの成長である。小学生ながら、初心者の子たちにも伝わるように基礎練習を分解して丁寧に指導した。先月までできなかったことが、できるようになることに当事者以上に達成感を感じた。他人の成長をやりがいにできる一方で、自分のするべきタスクが後回しになりそうになることに問題はある。そのため現在はタスクに優先順位をつけ、周りの人のためにもまず自分のやるべきことに目を向けるように意識をしている。