25年卒
男性
早稲田大学
ES情報
■あなたの研究内容について記入してください
私は都市学に特に興味を持った。都市計画や明治時代以降の東京の変遷に関する授業を通じて、東京が日本特有の城下町としての発展を遂げつつも、明治維新の欧化政策や関東大震災、戦争を経て、政府による都市計画と市民の自然発生的な都市成長が組み合わさり、現在の形へと至ったことを学んだ。都市というものは、人々の生活とあまりにも密接に関わっているため普段意識しにくいが、その歴史や理論を掘り下げることで街の特徴が浮かび上がってくる点が都市学の魅力だ。今後は、持続可能なコミュニティの促進や生活の質の向上を目指すリサーチに、留学で得た知見を生かして取り組みたいと考えている。
■現在の自分を形成する上で大きな影響を受けた出来事は何ですか?
【小・中学校時代】
真面目な性格から小学4年生以降、次第にリーダーや代表を任されるようになるが、先頭に立って統率を取ることができずに悔しさを覚える。特に小学5年生のときにクラスでいじめが発覚。介入して止めようとしたが、歯が立たず返り討ちに遭う。中学入学後も教師に生徒会に立候補することを後押しされ、副会長になる。しかし生徒会副会長の肩書きに対する仕事も影響力も無い実態にやるせなさを感じた。
【高校時代】
高校2年生のときに米国姉妹校との渡米・来日研修で日本校側の代表陣を務める。私は日本校側のサポーターとして米国人学生と定期的にオンラインでやり取りをして、彼らの来日準備に関するリサーチと情報提供を率先した。これまでのリーダー経験と異なり、自分たちの考えや意見が実際に反映された。裏方としてプロジェクトを完遂することへのやりがいを知り、仲間や組織のために自分の得意分野を活かす方法を意識するようになった。
【大学時代】
交換留学生活を有意義にしようと決め、課外授業やイベントに参加する。老若男女かかわらず多くの人と交流することで、多様な生き方や考え方、価値観に触れ、包括的な世界観を育む。現地の人との距離を縮め、カフェで老人から昔の街の様子を聞き、移民2世からは多民族国家でのレイシズムの話に衝撃を受けた。多様性や変化を自分から積極的に受け入れる姿勢の重要性を学んだ。