26年卒
男性
早稲田大学
ES情報
経営人材になりたい理由と、その背景にある志・原体験を教えてください。
また、その実現に向けて、IGPI でどのようなことに挑戦したいか、教えてください。(800字~1200 字以内)
私が経営人材を志す理由は、物事を多面的に捉え、戦略を構想・実行しながら現場を巻き込み変革を実現する存在に強い魅力を感じたからである。その原点には、大学時代に所属していた 100 名超の体育会サークルにおける組織改革とプレー経験がある。当時、チームは「日本一」を目標に掲げていたが、組織全体の実力が停滞し、結果に結びつかないという課題を抱えていた。私はこの状況を打開すべく、選手へのヒアリングを重ね、持続的な成長をもたらす仕組みの構築を試みた。新たに「戦術官」という役職を創設し、戦術の策定と評価制度の確立に取り組んだ結果、組織の最大値向上と個人の能力・士気の向上に貢献することができた。改革の手応えを実感し、組織が変わっていく様を目の当たりにした体験は今でも鮮明に記憶している。また、プレー面では中盤の要であるボランチとして、試合中に全体を俯瞰し、選手間の連携や配置をリアルタイムで調整する役割を担った。戦略的思考を実行に移すその役割は、現場の中心で判断を下し、それを周囲に伝達し、即座に実践する行為であり、まさに経営に通じる体験であった。こうした経験を通じて、「戦略構想と実行」「全体観と現場観」「個と組織」といった複数の軸を行き来しながら、時代を牽引する経営人材になるという志が芽生えた。その志の実現に向け、私は貴社で「経営の変革」を通じ、企業と社会の双方に持続的な価値を提供する挑戦をしたいと考えている。特に、社会を前進させる経営人材に必要不可欠な 2 つの力を貴社で磨きたいと考えている。1 つ目は「ボーダーレスで物事を見る力」である。生成 AI の登場や ESG の台頭など、従来の枠組みでは捉えきれない事象が急増しており、業界・組織・国境を超えた視点がますます重要となっている。IGPI の経営に必要なソリューションをワンストップで提供するというアプローチに共感し、その環境でこそ自分の視座を高められると確信している。2 つ目は「人を情理で動かす力」である。スポーツ歴 14 年、塾講師としての 3 年間の経験を通じ、論理だけでは人は動かないという現実を幾度となく目の当たりにした。粘り強い対話、率先垂範の姿勢、誠実な行動の積み重ねが信頼を生み、その信頼が意見を通し、人を巻き込む原動力となる。経営においても、論理だけでなく現場に寄り添い、感情や文脈を読み解きながら人を動かす力が不可欠だと確信している。私が目指す経営人材の像、そして身につけたい力は、貴社が重視する価値観と高い親和性を持つ。なかでも、経営のアドバイザリーとしてではなく、「当事者・最高責任者の頭と心で考え、行動しているか?」という問いは、私にとって最も重要である。したがって、貴社での挑戦を通じて、自らの視座と実行力を鍛え抜き、将来的には、社会や家族に誇れるような、変革を牽引する経営人材となってその力を還元していきたい。